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黒人学校で日本語を教える~ (Japanese Version)

黒人学校で日本語を教える

以前働いていた大学の学生から、リンカーンにいた時の経験について話してほしいと言われた。もう二年以上前の話になるが、今現在働いている私立のリベラルアーツ・カレッジとは、明らかに異なる。

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ペンシルバニア州にある州立のリンカーン大学は、元々黒人のための大学として創立された経緯がある。この話は日本人としてより、リンカーンで働いていた一個人としての感想である。

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リンカーンは、私がアメリカに来て日本語を教えた最初の学校だ。第一印象は、学生が、黒人またはアフリカン・アメリカンとしてのアイデンティティーを強く持っているということだ。この感覚は、日本人とは全く異なる。

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人口の95%以上が日本人の日本では、国内にいる限り、日本人として意識されることはまずない。また、日本人として誇りに思うこともない。もっと言えば、日本人の中には、欧米人のようになりたいと思っている人も少なくない。

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学生が日本語を学ぶことについて言うと、スペイン語やフランス語を学ぶのに比べて、負担が多いようだった。

しかしながら、それと同時に学生は、『日本人らしさ』を楽しんでいるようだった。例えば、誘いを断るとき、日本人は「ダメ」とは言わない。これは日本人には直接的すぎるため、その代わりに「・・・すみません。ちょっとその日は・・・」みたいな言い方をする。

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これをクラスで話した時、学生にはとても新鮮に映ったらしい。この出来事を含めて、学生は先入観にとらわれず、日本とアメリカの文化の違いを前向きに捉えているようだった。

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そして、多くの学生が私のような少数派に対しても敬意を持っていると感じた。リンカーンで、アジア人は学生のうち5%以下で、私はその少数派に属していた。私にとってリンカーンは、アメリカでの最初の学校で、さらに唯一の日本語教師という環境だった。

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学生の協力なしに成り立たないという状況で、幸運なことに学生は非常に好意的で、敬意を持ってくれた。アメリカ社会を考えたときに、リンカーンの学生は少数派だ。だからこそ、私のような立場の人間のことが分かったのかもしれない。

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リンカーンでの経験は、もう二年以上前のことになるが、今でもとても特別なものだ。

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